【世界遺産】古代都市ポロンナルワ
次に紹介する3つ目の世界遺産は、『古代都市ポロンナルワ』
10世紀から12世紀までシンハラ王朝の首都があった場所で、仏教都市として繁栄を極め、全盛期にはタイやビルマなどからも僧たちが訪れていたと言われています。
ポロンナルワってどんな場所??
アヌラーダプラに次ぐ、スリランカ史上第二の古代都市となるこの地は自然の地形を活かして、宮殿、寺院の跡や仏像が今も充分に残されています。
その中でも、ポロンナルワ観光における1番の目玉といえるのは、パラークラマ・バーフ1世によって建造されたた「ガル・ヴィハーラ」でしょう。
巨大な1枚岩に刻まれたこの仏寺院は最高傑作と言われており、仏像は4つあります。
2つの座像、立像、涅槃像。
一つ目の座像は、精神集中して瞑想にふける表情が現れており、二つ目の座像は、1つ目の座像より小さく、洞窟の内部に収まりヒンドゥー神像に囲まれています。
三つ目の立像は、悟りを開いた仏陀の姿を表しています。目元や胸の上で腕を組む姿から、仏陀の深い情けが伝わってくるようです。
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四つ目の涅槃像(ねはんぞう)は、流線形のなだらかな姿態に穏やかさが表現されています。
引用元:癒し憩い画像
また宮殿跡の北には、圧倒的巨大さを誇るランカティラカ寺院の遺跡がそびえています。
引用元:世界遺産を巡る旅
寺院の奥に安置されている仏像は頭部を消失してしまっているが、それでも高さ13mを誇り、さらに、風雨にさらされながらもその形をとどめる、外壁や柱に施された細工の美しさは一見の価値があるものばかりです。
壮大さと繊細さを併せ持って中世をいまに伝えるポロンナルワ随一の遺跡でしょう。
また、当時、仏教の中心地とも言われていた「クワドラングル」では、城壁に囲まれた中に存在する11の建築物を見ることができます。シンハラ王朝時代には仏歯を納めていたお寺がありました。
クワドラングルとは四辺形という意味なんですが、遺跡は丸みを帯びています(笑)
Informationインフォメーション
[アクセス]コロンボから車で約5時間。キャンディから車で約4.5時間。
[入場料]25ドル
[Google Map]
参考文献
【古代の仏教遺跡群を見られる】世界遺産ポロンナルワ | いい旅スリランカ