【世界遺産】シンハラジャ森林保護区
これまで6つの世界文化遺産を紹介してきましたが、次に紹介するのは世界自然遺産。
国土は小さくとも、そこに雄大な自然を豊富に有しているスリランカには、現在2つの地域が世界自然遺産に登録されています。
そのひとつが、『シンハラジャ森林保護区』
引用元:いい旅スリランカ
ユネスコ生物圏保護区(ユネスコ・エコパーク)にも指定されている熱帯雨林です。
※ユネスコ生物圏保護区は、世界各地にある貴重な生態系を保全し、持続可能な開発のモデルとすることを目的にしているものです。
シンハラジャとは??
シンハラジャとは「ライオンの王」の意味で、ここには古来ライオンが住んでいると信じられてきました。
森林保護区は東西21km、南北7km程度の小規模なもので、ゾウなどの大型哺乳類は見られませんが、鬱蒼と茂る森には昆虫や鳥類など様々な固有種が棲息しており、シンハラジャのみに生息する動物は83種、また植物の固有種もスリランカ全体で830種にも及びます。
この多様な生態系こそ、この場所が世界自然遺産に登録されたゆえんです。
シンハラジャは森林保護区とされるまでゴムや紅茶のプランテーションに利用するための開拓が推し進められた地域でもありました。特にイギリス統治下にあった約150年間はその度合いが著しく、いまや森の面積はかつての10分の1ほどにまで減少してしまっているようです。
引用元:ゆたりでふらり ゆるりとぐるり
現在はむやみな立ち入りが制限され、観光客が足を踏み入れるには、森林保護局での許可証の取得および入場料の支払い、ガイドの同行が必要となっています。
Informationインフォメーション
[アクセス]コロンボから車で約4.5時間。最寄りの町ラトゥナプラから約2時間。
[入場料]ジープ代(チャーター)/ガイド料込みで、1人あたり30〜60ドル程度(参加人数や旅行会社によって異なる。)
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参考文献