【世界遺産】スリランカの中央高地
「ピーク・ウェルダーネス保護区」
「ホートン・プレインズ国立公園」
「ナックルズ保護森林」から成る『中央高地』エリアです。
引用元:リオンロイヤル
中央高地は、標高2500m級や1000m級の山地に広がる高原の中に大小の森が点在します。シンハラジャ森林保護区に劣らぬ希少生物の宝庫で、スリランカヒョウなどの絶滅危惧種を含む多くの生き物が原始の暮らしを続けている地です。
ホートン・プレインズ国立公園にはワールドエンド(地の果て)と呼ばれる断崖絶壁があり観光客に人気のトレッキングスポットになっています。柵もなにもない崖の下は、はるか1000mの奈落になっており、そこからの見晴らしはまさに絶景です。
引用元:西遊旅行
ピーク・ウェルダーネス保護区にあるアダムス・ピークは最高点2243mの聖山で、その頂上には直径1.8mの岩があります。そこに空いた穴が足跡に似ていることから、仏教徒には仏足跡、ヒンドゥー教徒にはシヴァ神の足跡、イスラム教徒とキリスト教徒にはアダムの足跡とそれぞれ信じられています。
引用元:DTACスリランカ観光情報局
仏教徒にとっては、この足跡はブッダの左足のもので、右足はタイにあると言われています。
アダムス・ピークという山の名はムスリムとキリスト教徒に由来するものであり、仏教徒は仏足を守護するサマン神の山という意味でサマナラ・カンダと呼ばれています。
いずれにせよ、人間の信心深さと、スリランカが多宗教国家であることを表すエピソードになっています。
豊かな自然と過ごしやすい気候を擁する中央高地は常夏の地上とはまたひと味違ったスリランカを知ることのできる場所であるでしょう。
Informationインフォメーション
・アダムス・ピーク
[アクセス]コロンボから最寄りの町ハットンまで車で約4時間。登山口となるナラタニヤへは車でさらに約1時間。ヌワラエリヤやラトゥナプラからのツアーもでています。
[入場料]無料
・ホートン・プレインズ国立公園
[アクセス]ヌワラエリヤから車で約1.5時間。
[入場料]ワールズエンド:25ドル
[Google Map]
参考文献